第４０４話 １１２カ国目 ニュージーランド 「地球温暖化の影響で？・・・。」  氷河の全長は年々短くなってきているのだそうだ。
アラスカ出発 １９９２／４／１〜ニュージーランド１９９８／４ ニュージーランド出国までの走行距離 約１１５８２２ｋｍ 
オセアニア・南太平洋・東アジア走行 １９９８／２／１４〜１９９８／５／１５ 走行距離 約５０７３ｋｍ 
ニュージーランド走行 １９９８／３／１４〜１９９８／４／１４ 走行距離 約１２４６ｋｍ  |
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翌日３月２７日。朝食を済ませ、ハリハリの町を後に走り出した。が、すぐに腹が減ってしまい、パンケーキにかじり付き、更に休憩所でヌードルを茹でてソースをぶっかけて「焼きそば」にして腹に流し込んだ。インスタント麺はすぐに腹がふくれるが、持ちが悪いのでいけない。気温が低くなった昨今、カロリーの消費量も多くなったのだろう。腹が減っては食べ物のことばかり思い浮べてしまう私。困ったものだ。
ニュージーランド 雄大な風景を目の前に、食べ物の事ばかりを考えてしまう私。 
ニュージーランド 「ああ、ステーキが食べたい。」走りながらどうしても食べ物の事ばかりを考えてしまう。 
ニュージーランド 途中の湖にちょっと立ち寄った。 
ニュージーランド 道沿いで見たシダ、苔類。撮り方が悪く何だか分からなくなってしまったが、実際は緑のじゅうたんのように美しかった。 
ニュージーランド とにかくこの辺は雨が多いと言う事が分かった。  しばらく走るとウェストランド国立公園に突入。この辺に来ると、すれ違うサイクリストも更に増えていった。
ニュージーランド ウェストランド国立公園に入った。  午後の４時過ぎまで走り、フランツジョセフ氷河に到着した。自転車を森の影に置き、１時間ほどかけて氷河の先まで遊歩道を歩いた。夕方だったので太陽の光はそれほど強く当たっていなかったのが残念だったが、間近で見た氷河の色はとても神秘的。
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 このフレンツジョセフ氷河の上をトレッキングして楽しむツアーもあると言う。時間があればそんなツアーにも参加してみたいものである。
ニュージーランド 氷河の先端につく頃には寒くなっていた。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。 
ニュージーランド フランツジョセフ氷河。  フランツジョセフグレイシャーの町のキャンプ場に入ると、キッチンにトイレ、小さなショップなどすべて揃っていたので、便利で快適このうえなかった。ニュージーランドにはこうした施設がそこらじゅうにあると言うのだから、本当に羨ましい限り。
ニュージーランド フランツジョセフグレイシャーのキャンプ場で。 
ニュージーランド フランツジョセフグレイシャーのキャンプ場で。  翌日３月２８日。キャンプ場から山道を２５ｋｍほど走ると、今度はフォックス氷河のための観光スポットがあった。昨日も氷河は見たので、この日は氷河までは歩かず遠くから望遠レンズで写真を撮るだけにした。 フォックス氷河もフレンツジョセフ氷河も、ニュージーランドではお勧めの観光ポイントであると言う。この緯度で、しかもこれほど海岸近くに接する氷河は世界的にも類がないとの事なのだ。地図を見れば、なるほど、氷河の上はマウントクックなどの山々。それに加え、南島の西側は降水量も半端でなく多いと言うから、氷河がとめどなく押し寄せてくるのも納得できる。
ニュージーランド フォックス氷河を遠くから望遠レンズで眺めた。 
ニュージーランド フォックス氷河を遠くから望遠レンズで眺めた。 
ニュージーランド フォックス氷河を遠くから望遠レンズで眺めた。 
ニュージーランド 崖の所に小さく人がいるのが分かるだろうか。  しかし、南米チリで見たサンラファエル氷河も確かそうだったが、ここニュージーランドの氷河も、その全長は年々短くなってきていると言う。これはやはり地球温暖化の影響なのだろうか。こうした現場を実際に見ると、環境問題について色々考えさせられてしまう。 フォックス氷河の観光を終え、再び南へ走り出すと、またポツリポツリと雨が降ってきた。カッパを着込んで黙々と走っていく。
ニュージーランド フォックス氷河を後に南へ走り出す。 
ニュージーランド フォックス氷河を後に南へ走り出す。  「ウェストコースはとにかく雨が多いぞ。」 他のサイクリストからもそう聞かされていたのだが、この日は雨の中を延々と走る事になってしまった。キャンプ場には辿り着けず、久々にブッシュの中で野宿をする事になった。
ニュージーランド 雨の中、ブッシュキャンプをする事になってしまった。風も強く、バックのカバーが散乱。 
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